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小児新型コロナ感染症

小児の新型コロナウイルス感染症について

当院では小児科・内科の両方を対応しており、赤ちゃんから大人まで幅広い年齢の方の診療を行っております。最近では、赤ちゃんや新生児が新型コロナウイルスに感染するケースも報告されており、「赤ちゃんでもコロナになるの?」「生後1か月でも検査できるの?」というご相談が増えています。
現在はすべての年齢で感染の可能性があり、症状がごく軽く、風邪と区別がつきにくいことも少なくありません。大切なお子さまの健康を守るために、少しでもお役に立てればと思います。

当院(発熱外来対応医療機関)では、生後1か月の赤ちゃんでも実施可能な「鼻腔(鼻からごく浅く)方式」の痛みの少ないPCR検査・抗原定性検査を行っています。

 

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感染源

子どもの新型コロナウイルス感染では、感染源が明らかでないことが多くなっています。自宅中心の生活で、外出がスーパー程度であっても感染がみられるケースが増えています。
米国や日本のデータでは、子どもの感染源の多くが「家族内感染」であることが報告されています。家族の中でのマスクを外す時間や、帰宅後の手洗いの徹底などが大切になります。

また、家庭での感染リスクを高める要因として、次のようなことが挙げられています。
・感染者と密接に接触した場面(特に家族内)
・家庭への訪問者がいる、親族や友人との集まりが多い
・子ども同士の活動や行事への参加
・通勤や通学などで公共交通機関を利用している

学校や園では、出席率よりも、マスクの着用や換気、手洗いなどの対策がどれだけ徹底されているかが感染の広がりに影響します。
また、お子さまからご両親や祖父母に感染が広がることもあり、家庭全体での予防が必要です。

症状

小児の新型コロナウイルス感染症では、症状の出方が大人と異なり、ほとんど症状がないまま経過することもあります。
アメリカ疾病対策センター(CDC)の報告では、子どもで多い症状は「発熱」と「せき」で、ほかにのどの痛み、鼻水、頭痛、倦怠感、嘔吐、下痢などが挙げられています。

具体的な症状としては、
・熱、せき、息苦しさなどの呼吸器症状
・腹痛や下痢、嘔吐などの胃腸症状
・鼻水、のどの痛み、声のかすれ、頭痛
などがよく見られます。

特に赤ちゃんの場合は、食欲が落ちる、母乳やミルクを飲まない、熱が続く、機嫌が悪いといった変化がサインになります。咳や鼻水がほとんどなくても、感染していることがあります。
まれですが、感染後1~10週間してから発熱や発疹、結膜の充血、腹痛、ショックなどを起こす「小児多系統炎症性症候群(MIS-C)」という病気が報告されています。発熱が長く続く場合や、全身状態が悪い場合は早めに救急病院の受診をおすすめします。

検査

小児では、典型的な症状が出にくいことから、診察だけで新型コロナウイルス感染症と判断するのは難しい場合があります。
当院では、症状の有無にかかわらずPCR検査・抗原検査を積極的にご案内しています。

現在、新型コロナウイルス感染症は第五類感染症に分類されています。保険適用での検査は「発熱や咳などの症状がある場合」に限られます。足立区のように23区内であれば、症状があれば無料で検査を受けられることもあります。地域によって異なりますので区外の方はお住まいの区にご確認ください。

無症状で検査を希望される場合は自費となり、費用は10,000円前後です。
当院で行うPCR検査は、鼻腔の浅い部分から検体を採取する方法で行います。鼻の奥まで入れないため痛みがほとんどなく、赤ちゃんでも安全に行うことができます。

重症度とリスク要因

子どものコロナ感染は多くが軽症ですが、まれに重症化することがあります。
世界的な報告では、小児の新型コロナウイルスによる死亡率はおよそ0.1~0.2人/10万人とされています。成人より低いものの、注意は必要です。

重症化しやすいお子さまの特徴には、
・2歳以下の乳幼児
・肥満や糖尿病などの基礎疾患がある
・喘息や慢性肺疾患、心疾患を持っている
・遺伝性や代謝性の病気がある
・免疫抑制剤を使用している
といった場合が挙げられます。

これらに当てはまるお子さまは、体調の変化をよく観察し、早めに受診することをおすすめします。

治療

12歳以上で、重症化リスクの高いお子さまには、状況により抗ウイルス薬を使用する場合があります。
当院では、複数のリスク因子を持つ患者さまに限って慎重に使用を検討しています。
多くの場合は軽症から中等症で経過し、安静と水分補給で自然に回復していきます。
症状の変化やご家族の基礎疾患を考慮し、必要に応じて専門病院と連携して治療を進めています。

感染予防対策(ご家庭でできること)

お子さまの感染リスクを減らすためには、家庭内での対策が重要です。
・ワクチン接種:6か月以上のお子さまも接種が可能な地域があります。当院では実施していませんが、自治体の情報をご確認ください。
・マスク着用:屋内や人との距離が近い場所では不織布マスクを使用しましょう。フェイスシールドやマウスシールドだけでは不十分です。
・手洗いと消毒:外出後や食事前、鼻を触った後などにこまめに手を洗いましょう。
・換気:部屋の空気を1~2時間ごとに5分ほど入れ替えましょう。
・環境清掃:ドアノブやテーブル、スイッチなどを1日1回、家庭用洗剤や薄めた漂白剤で拭くと効果的です。
・三密の回避:密閉・密集・密接を避けることで感染を防ぐことができます。特に小さなお子さまがいる家庭では、人混みや食事中の会話に注意しましょう。

親御さんが日常的に手本を見せることで、子ども自身も自然と予防行動を身につけていきます。家庭での小さな積み重ねが、感染を防ぐ大きな力になります。

当院では、新型コロナウイルス感染症だけでなく、一般の小児疾患・内科・皮膚科の診療も行っています。発熱や咳、食欲低下など、どんな些細なことでも気になる場合はご相談ください。
竹ノ塚駅東口から徒歩3分にございます。地域の皆さまの安心のために、丁寧な診療を心がけています。

 

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参考文献
Mayo Clinic. COVID-19 in babies and children.
CDC. Information for Pediatric Healthcare Providers – COVID-19.
Cleveland Clinic. COVID-19 in Children: Symptoms, Treatment, and More.
WHO Scientific Brief. COVID-19 disease in children and adolescents.

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