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亀頭包皮炎

亀頭包皮炎(きとうほうひえん)は、男性の陰茎の亀頭や包皮に炎症が起こる病気です。
主に割礼を受けていない男性にみられ、成人男性のおよそ数%に発症するといわれています。
原因の多くは感染症ですが、清潔が保たれていない状態や皮膚の刺激、アレルギー、性感染症などが関係することもあります。

亀頭や包皮が赤くなったり、腫れたり、かゆみや痛みを伴うことがあります。膿のような分泌物が出ることもあります。
竹の塚駅東口から徒歩3分の当院でも、亀頭包皮炎の診察・治療を行っています。

 

原因

亀頭包皮炎の多くは感染によるものです。
最も多いのはカンジダ菌というカビの一種で、体調の変化や衛生状態の悪化で菌が増えると炎症を起こします。
ほかに、細菌感染(ブドウ球菌など)やウイルス感染(ヘルペスなど)、湿疹や乾癬などの皮膚病が関係することもあります。
薬やアレルギー、まれには腫瘍が原因になることもあります。

日常的なケアが不十分であったり、包皮の中が湿った状態のままになっていると、菌が繁殖しやすくなります。
亀頭包皮炎の予防には、清潔を保ち、適度に乾燥させることが大切です。

 

感染経路と予防

感染症が原因の場合でも、必ずしも他人からうつるとは限りません。
多くは自分の皮膚に元々いる菌が、増えすぎることで炎症を起こします。
特に、入浴時に包皮の内側を洗わなかったり、湿った状態が続くと菌が繁殖しやすくなります。

清潔を保つためには、次の点が大切です。

  • 入浴やシャワーの際に、包皮を軽くむいて中をぬるま湯で洗う。

  • 強い石けんやこすりすぎは避ける。

  • 洗った後は清潔なタオルで水分を優しく拭き取る。

また、性行為の際はコンドームを使用し、性感染症の検査を定期的に受けることも大切です。
自分の体を清潔に保つことが、もっとも効果的な予防になります。

 

リスク要因

次のような方は、亀頭包皮炎を起こしやすい傾向があります。

  • 糖尿病:高血糖により免疫が低下し、カンジダなどが繁殖しやすくなります。

  • 肥満・むくみ体質:皮膚が蒸れやすく、細菌が繁殖しやすい状態になります。

  • 慢性疾患(心不全・肝硬変・腎不全など):血流や免疫機能が低下することで感染に弱くなります。

  • 摩擦や外傷:ズボンのチャックや下着の擦れなど、皮膚の小さな傷も感染の入口になります。

持病がある場合は治療を継続し、日常的に皮膚を清潔に保つことが大切です。

 

症状

亀頭包皮炎の症状は、数日で悪化することが多く、以下のような変化が見られます。

  • 亀頭や包皮の赤み

  • 腫れ、熱感

  • かゆみや痛み

  • 膿やただれ

症状の現れ方によって原因をある程度推測できます。

  • 白いチーズ状の分泌物:カンジダ感染の可能性

  • 膿や悪臭:細菌感染の可能性

  • 水ぶくれや潰瘍:ヘルペスや梅毒の可能性

性感染症の既往やパートナーの症状も参考になります。原因を見極めるには、医師の診察と検査が必要です。

 

自然に治るか?

軽い場合は一時的に症状が治まることもありますが、放置すると炎症が広がり、包皮が狭くなることがあります。
包皮が亀頭を締めつける「嵌頓包茎(かんとんほうけい)」になると、激しい痛みや腫れが出て、緊急処置が必要になることもあります。
自然に治ることは少ないため、早めの受診をおすすめします。

 

治療

治療は原因に応じて行います。

  • カンジダ感染:抗真菌薬の塗り薬を1〜3週間使用します。

  • 細菌感染:抗生物質の塗り薬や内服薬で治療します。

  • ウイルス感染(ヘルペスなど):抗ウイルス薬を使用します。

治療中は清潔を保ち、症状が改善しても自己判断で中止せず、医師の指示に従いましょう。
再発を防ぐためには、治療と並行して衛生管理を続けることが大切です。

 

予防のために
  • 毎日、ぬるま湯でやさしく洗い清潔に保つ。

  • 石けんは刺激の少ないものを選び、洗いすぎない。

  • 洗った後はよく乾かす。

  • 包茎の場合は、包皮を軽くむいて中まで洗浄する。

  • 性交時はコンドームを使用する。

これらの基本的なケアを続けることで、亀頭包皮炎の再発を防ぎやすくなります。

 

当院では、感染の原因を丁寧に調べたうえで、抗真菌薬・抗生物質・抗ウイルス薬などを適切に選択し、再発予防までを含めた治療を行っています。
気になる症状がある方は、どうぞ恥ずかしがらずにご相談ください。

参考文献

  • Edwards SK, Bunker CB. Male Genital Dermatology. In: ABC of Sexual Health. Wiley-Blackwell, 2010.

  • Giuliano F. Sexually Transmitted Diseases: In Male Individuals. In: Encyclopedia of Reproduction. Elsevier, 2017.

 

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121-0813
東京都足立区竹の塚6-11-1 T・キューブ1階

東武伊勢崎線「竹ノ塚駅」東口3分

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