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高コレステロール血症

健康診断で「LDLコレステロールが高いですね」と言われた紙を、引き出しの奥にしまったままにしていませんか。竹ノ塚駅前クリニックの外来でも、健診票を握りしめて「どうしたらいいかわからなくて…」とご相談に来られる方が、毎月のようにいらっしゃいます。

高コレステロール血症は、自覚症状がほぼありません。だからこそ放置されやすく、気づいたときには心筋梗塞や脳梗塞の形で表面化する、という怖さがあります。

この記事では、足立区・竹ノ塚エリアで健診後の再検査や治療相談を受けている当院の立場から、どの数値から受診を考えるべきか/生活改善だけで済むのか/薬はいつ必要になるのかをお伝えします。

こんな方は当院にご相談ください

  • 健診結果で「LDLコレステロール140以上」「要再検査」と記載されていた
  • 再検査のハガキが届いたが、そのままになっている
  • 「薬を一度飲み始めたら一生やめられないのでは」と心配で受診をためらっている
  • 食事や運動でまず様子を見るか、すぐ薬を始めるか迷っている
  • 家族(親・兄弟)に若くして心筋梗塞や脳梗塞を起こした方がいる
  • 他院でコレステロールの薬を飲んでいるが、治療方針を一度見直したい

Web予約はこちら(24時間受付)/電話でのご相談は 03-5831-5755
初診の所要時間はおよそ30分、採血結果のご説明を含む2回目以降は15〜20分が目安です。有効期限内のマイナンバーカード、または資格確認書と、お手元にある健診結果票をお持ちください。

足立区・竹ノ塚で受診が多い背景

竹ノ塚エリアは共働き世帯が多く、健診の結果票を「なんとなく気になるけど、休みが取りづらい」と放置している方が目立ちます。当院の外来でも、健診から半年〜1年経ってから相談に来られる方がめずらしくありません。

足立区の特定健診では、毎年およそ2人に1人に何らかの生活習慣病関連の異常が指摘されている、というデータもあります。高LDLコレステロール血症は、そのなかでも自覚症状に乏しいため見落とされがちです。

「症状がないから大丈夫」ではなく、「症状がないうちに動脈硬化が静かに進む」。これが高コレステロール血症の本質的な怖さです。働き盛りの30〜50代こそ、早めに手を打つメリットが大きい病気です。

高コレステロール血症の診断基準

脂質異常症は、血液検査の4つの値で診断します。国内の最新の診療指針に沿って、当院でも以下の基準を用いています。

脂質異常症の診断基準(空腹時採血・国内診療指針に基づく)
検査項目 数値 診断
LDLコレステロール
(LDL-C)
140 mg/dL 以上 高LDLコレステロール血症
120〜139 mg/dL 境界域高LDLコレステロール血症
HDLコレステロール
(HDL-C)
40 mg/dL 未満 低HDLコレステロール血症
トリグリセライド
(TG・中性脂肪)
空腹時 150 mg/dL 以上 高トリグリセライド血症
随時(非空腹時)175 mg/dL 以上
Non-HDLコレステロール 170 mg/dL 以上 高Non-HDLコレステロール血症

注意していただきたいのは、この基準に当てはまる=すぐに薬が必要、という意味ではないという点です。これらはあくまで「動脈硬化のリスクを評価するためのスクリーニング値」であって、治療開始のラインとは別に考えます。年齢、性別、血圧、糖尿病の有無、喫煙歴、家族歴などを総合して、はじめて「どこを目標にするか」が決まります。

近年の研究では、随時採血(食事のあと)の中性脂肪が175以上でも心筋梗塞や脳梗塞のリスクが上がることが示され、診断基準に加わりました。「空腹時じゃなかったから参考値です」と言われていた方も、一度しっかり評価してみる価値があります。

家族性高コレステロール血症の可能性

LDLコレステロールが未治療で180 mg/dL以上で、かつ家族に若くして心筋梗塞を起こした方がいる場合、家族性高コレステロール血症(FH)の可能性があります。若いうちから冠動脈疾患を起こしやすい遺伝性疾患で、一般の脂質異常症と分けて考える必要があります。心当たりのある方はご相談ください。

放置するとどうなるか

LDLコレステロールが高い状態が続くと、血管の内側に脂質の塊(プラーク)が溜まり、動脈硬化が少しずつ進みます。自覚症状はまったくありません。

問題は、その先です。

  • 心筋梗塞・狭心症:心臓の血管が詰まると、激しい胸痛とともに命に関わる状態になります
  • 脳梗塞:脳の血管が詰まると、麻痺や言語障害など後遺症を残すことが多い疾患です
  • 末梢動脈疾患:足の血管が詰まると、歩くと足が痛くなる・最悪の場合は壊疽に至ります
  • 急性膵炎:中性脂肪が極端に高い(500以上など)場合に起こりうる、命に関わる合併症です

「症状が出てから治療を始めた」では、失うものが大きすぎるのが高コレステロール血症の特徴です。発症してからでは取り戻せないものを守るための治療だと理解していただけると、通院の意味が見えてきます。

効果と副作用、どちらも正直に

治療の効果については後で詳しく触れますが、薬(スタチン)を飲むことで心筋梗塞や脳梗塞のリスクを減らせることは、大規模な研究で繰り返し確認されています。一方で、筋肉痛(数%程度)、肝機能の軽度な変化、まれに横紋筋融解症などの副作用が起こる可能性もあります。当院では効果だけでなくリスクも同じ目線でご説明し、納得いただいてから治療を始めます。

▶ 健診票を一度ご持参ください。Web予約はこちら(24時間受付)03-5831-5755

当院の診療の流れ

1. 初診:現状の棚卸し

健診結果、普段の生活、お仕事の形態、家族歴を丁寧にうかがいます。必要に応じて追加の採血(空腹時採血が望ましい項目)を行い、今後10年間でどれくらい動脈硬化性疾患のリスクがあるかを、国内の診療指針に基づくスコアで推定します。所要時間はおよそ30分です。

2. 個別の目標設定

LDLコレステロールの目標値は、リスクによって変わります。国内外の指針では、たとえば糖尿病を合併している方、過去に心筋梗塞を起こした方などは、より厳しい目標(LDL 70 mg/dL 未満など)が推奨されるケースもあります。画一的な「140未満を目指す」ではなく、お一人ずつリスクを見立て、目標値を一緒に決める進め方です。

3. 生活習慣の改善から

軽度から中等度で、他のリスク因子が少ない方は、まず3〜6か月の生活改善で経過を見ます。食事の飽和脂肪酸を減らす、魚を増やす、運動習慣をつける、体重を適正化する、禁煙する——この地味な積み重ねで、LDLコレステロールはおよそ10〜15%下がることが知られています。

4. 必要な方に薬物治療

リスクが高い方、生活改善で十分に下がらない方には、薬物治療を提案します。第一選択はスタチン系の内服薬で、LDLコレステロールを30〜50%下げる効果が期待できます。必要に応じてエゼチミブなどを併用します。筋肉症状や肝機能の確認のため、定期的な採血で経過をみていきます。

5. 通いやすさ

竹ノ塚駅東口から徒歩3分。平日は18時30分まで、土曜も診療しています。通勤帰りや週末にお立ち寄りいただきやすい立地です。

食事・運動のポイント

「何を食べないか」より、「何を足すか」で考えると続きます。

まず減らしたいのは、飽和脂肪酸とトランス脂肪酸。具体的には、脂身の多い肉、バター、生クリーム、インスタントラーメン、菓子パン、揚げ物。冷蔵庫で固まる油は飽和脂肪酸が多め、と覚えておくと判断しやすくなります。

逆に積極的に足したいのは、青魚(サバ・イワシ・サンマなどのオメガ3脂肪酸)、大豆製品、食物繊維の多い野菜・海藻・きのこ類。魚を週2回以上取り入れると、中性脂肪にも良い影響があると報告されています。

運動は「ジムに入会する」までやらなくて大丈夫です。週150分(1日20〜30分)の早歩き程度で十分に意味があります。竹ノ塚駅から一駅分を歩いて帰る、エレベーターを階段にする、それだけでも積み重ねれば数値に反映されます。

そして禁煙。喫煙は「どれだけ食事を頑張っても動脈硬化を加速させる」ほど影響が大きい因子です。

受診の目安と、様子見で良い場合

早めに受診を検討したいケース

  • LDLコレステロール 140 mg/dL 以上
  • 健診で「要再検査」「要医療」の記載がある
  • LDL 180 mg/dL 以上、または家族に若年発症の心疾患がある方
  • 糖尿病・高血圧・慢性腎臓病をお持ちの方
  • 中性脂肪が500以上の方(急性膵炎リスク)

緊急性が高いケース

以下は高コレステロール血症そのものではなく、その結果起きうる病気の症状です。当てはまる場合は当院ではなく、ただちに救急対応のできる医療機関を受診してください。

  • 突然の激しい胸痛、冷や汗、息苦しさ(心筋梗塞の疑い)
  • 突然の片側の麻痺、ろれつが回らない、視野の異常(脳梗塞の疑い)

すぐ受診でなくても良いケース

LDLコレステロールが軽度の上昇(140前後)で、他にリスク因子が少なく、食生活や運動に明らかな改善余地がある方は、まず3〜6か月ご自身で生活を整え、次の健診で再評価する選択肢もあります。ただし、家族歴や合併症がある場合は一度ご相談ください。

よくあるご質問

Q1. コレステロールが高くても症状がないのですが、本当に受診したほうがよいですか?

はい。症状がないまま動脈硬化が進行するのが、この病気の特徴です。気づいたときには心筋梗塞や脳梗塞として表面化することが少なくありません。自覚症状がないうちに手を打てる、という意味で、むしろ症状がないいまが受診のタイミングです。

Q2. LDLコレステロールが何以上なら受診すべきですか?

一つの目安はLDL 140 mg/dL 以上です。また、健診票に「要再検査」「要医療」と記載されている場合も受診をおすすめします。加えて、120〜139の境界域でも、糖尿病や高血圧がある方・喫煙者・家族に若くして心疾患を起こした方がいる場合は、早めのご相談が安心です。

Q3. 薬は一度飲み始めたら一生やめられないのですか?

必ずしもそうではありません。生活習慣の改善や減量で値が十分に下がった場合、減薬や中止を検討できるケースもあります。ただし、家族性高コレステロール血症や、すでに心筋梗塞・脳梗塞を起こした方は、長期的な継続が強く推奨されます。「飲み続けるか」ではなく「いま飲む必要があるか」を、その都度一緒に判断していきます。

Q4. 食事や運動だけで治せませんか?

軽度の上昇で他のリスク因子が少ない方であれば、生活改善だけで基準内に戻ることもあります。ただし、LDLが180を超える方、糖尿病や高血圧を合併している方、ご家族に若くして心疾患を起こした方がいる場合は、生活改善と並行して薬物治療を検討したほうが安全です。まずは一度、現在のリスクを評価させてください。

Q5. 薬の副作用が心配です。どんなことが起こりえますか?

第一選択薬のスタチンでは、筋肉痛(数%程度)、肝機能検査値の軽度な変化が代表的です。まれに横紋筋融解症という重い副作用が報告されており、尿の色が濃くなる・強い筋肉痛が出る場合はすぐご相談ください。当院では治療開始後の定期採血で、副作用を早期に拾えるように管理しています。

Q6. 若いのですが、受診する意味はありますか?

あります。特にご家族(親・兄弟)に若くして心筋梗塞や脳梗塞を起こした方がいる場合、家族性高コレステロール血症の可能性を評価する意味があります。若いうちから手を打つことで、将来の重大イベントを大きく減らせる可能性のある病気です。

Q7. 他院で薬を処方されていますが、転院できますか?

はい、可能です。現在服用中のお薬の情報(お薬手帳・処方箋)と、最近の採血結果をお持ちください。継続可能なものはそのまま、必要があれば調整のご提案をいたします。

Q8. 足立区の特定健診で引っかかったのですが、どう動けばよいですか?

健診票と受診券、有効期限内のマイナンバーカードまたは資格確認書をお持ちのうえ、一度ご来院ください。健診結果をもとに、追加の採血や治療の必要性を判断します。区の特定健診(足立区国民健康保険に加入している40〜74歳の方が対象)そのものも当院で受けていただけます。

▶ ご予約はこちら:Web予約(24時間受付)03-5831-5755

対応エリア

竹ノ塚駅東口徒歩3分という立地から、足立区内および近隣からも多くの方にお越しいただいています。

  • 足立区:竹の塚、西新井、保木間、伊興、六町、舎人、谷在家、花畑 ほか
  • 草加市:草加、谷塚、松原
  • 八潮市近隣

クリニック情報

  • 院名:竹ノ塚駅前クリニック 内科小児科皮膚科
  • 院長:中島 義之(プライマリケア認定医/内科認定医/救急専門医)
  • 住所:〒121-0813 東京都足立区竹の塚6-11-1 T・キューブ1階
  • アクセス:東武伊勢崎線「竹ノ塚駅」東口 徒歩3分(ヤマダデンキ足立竹の塚店近く)
  • 電話03-5831-5755

診療時間

竹ノ塚駅前クリニックの診療時間
曜日 午前 午後
月曜〜金曜(木曜を除く) 9時00分〜13時00分 15時30分〜18時30分
土曜 9時00分〜12時00分 13時00分〜15時00分
休診日 木曜・日曜・祝日

診療の予約はこちら(24時間Web予約可)
健診票をお持ちの方は、そのままご持参ください。コレステロールの数値は放置していい検査値ではありません。気になった今こそ、一歩踏み出すタイミングです。

参考文献・情報源

本記事は執筆時点の国内外の診療指針および公的情報に基づいて作成しています。

国内ガイドライン・公的情報

国際ガイドライン・主要エビデンス

最終更新日:2026-04-24

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