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花粉症(アレルギー性鼻炎)

2月の竹ノ塚駅東口、改札を出た瞬間にくしゃみが止まらない——そんな季節がまたやってきます。竹ノ塚駅前クリニックの外来でも、花粉症シーズンが近づくと「今年こそ早めに薬をもらいに来ました」というお声が一気に増えていきます。マスクとティッシュの消費量で春を実感する、というのが正直なところです。

花粉症は、スギやヒノキなどの花粉に体が過敏に反応して起こる、季節性のアレルギー性鼻炎です。日本ではスギ花粉症の有病率が約4割に達するとされ、もはや国民病といってよい広がりを見せています。働き盛りの方ほど症状で集中力が削がれやすく、放置するメリットはほとんどありません。

このページでは、足立区・竹ノ塚エリアで花粉症診療を行っている当院の立場から、いつ受診すべきか/薬の選び方/市販薬との違い/根本治療の選択肢を整理してお伝えします。お子さまの花粉症でお困りの方にも参考になる構成にしています。

こんな方は当院にご相談ください

  • 毎年2〜4月になると、くしゃみ・鼻水・鼻づまりがつらい
  • 市販薬を飲んでいるが、眠気が強くて仕事に支障がある
  • 目のかゆみで仕事や勉強に集中できない
  • 子どもが花粉症かもしれない、と感じている
  • 毎年薬を飲んでいるが、根本的に体質を変えたい
  • 原因が花粉なのかハウスダストなのか、はっきりさせたい
  • 妊娠中・授乳中で薬の選択に不安がある

Web予約はこちら(24時間受付)/お電話は 03-5831-5755
初診の所要時間はおよそ15〜20分。有効期限内のマイナンバーカードまたは資格確認書と、お薬手帳(お持ちの方)をご持参ください。土曜日も診療しております。

足立区・竹ノ塚で花粉症診療を受ける意味

足立区は荒川を越える前の北東エリアで、周辺に街路樹や河川敷の緑が多く、花粉飛散の影響を受けやすい立地です。当院でも2月の中旬を過ぎたあたりから「目がかゆい」「夜、鼻づまりで眠れない」というご相談が一気に増えていきます。

竹ノ塚エリアの患者さんの傾向として、共働き世帯や夜勤帯で働かれる方が多く、「日中に病院に行く時間がない」という声をよくいただきます。当院は平日18時30分まで、土曜も午後3時まで診療しているため、通勤の行き帰りや休日にお立ち寄りいただきやすい立地です。

花粉症は、適切な薬さえ手に入れば日常生活への影響をかなり減らせる病気です。「毎年の恒例行事」として我慢されている方こそ、一度しっかり相談していただく価値があります。

花粉症(アレルギー性鼻炎)とは

花粉症は、スギ・ヒノキ・イネ科・ブタクサなどの花粉が鼻の粘膜に付着したときに、体が「異物だ」と過剰に反応してしまう病気です。医学的にはアレルギー性鼻炎の一種で、花粉のように特定の季節だけ症状が出るタイプを「季節性アレルギー性鼻炎」、ダニ・ハウスダストのように一年中続くタイプを「通年性アレルギー性鼻炎」と呼び分けています。

近年の疫学調査では、スギ花粉症の有病率はおよそ38.8%。鼻アレルギー全体では国民の約半数にまで広がっており、もはや「珍しい病気」ではなくなっています。発症は2歳ごろから報告されており、小学生・中学生での発症も増加傾向にあります。

関東のスギ・ヒノキ花粉飛散カレンダー(目安)

関東地方の主な花粉の飛散時期(年により前後します)
花粉の種類 飛散開始の目安 ピーク
スギ花粉 2月上旬〜中旬 2月下旬〜3月中旬
ヒノキ花粉 3月中旬〜下旬 4月上旬〜中旬
イネ科 5月〜 5月〜7月
ブタクサ・ヨモギ 8月〜 9月〜10月

近年は地球温暖化の影響で、スギ花粉が1月から飛び始める年もあります。「いつもより早く症状が出てきた」という違和感を覚えたら、早めに対策を始めるのが正解です。

症状と風邪との違い

花粉症の代表的な症状は、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・鼻のかゆみ、そして目のかゆみと涙です。これら3つが繰り返し起こる、いわゆる「3主徴」が揃ったら、花粉症の可能性がぐっと高まります。

風邪と紛らわしいことが多いのですが、見分け方のポイントはいくつかあります。

花粉症と風邪の見分け方
項目 花粉症 風邪
鼻水の性状 透明・サラサラ 黄色・粘り気あり(数日後)
かゆみ目・鼻・のどに強いあまりない
発熱基本なしあることが多い
経過数週間〜数か月続く1週間程度で軽快
毎年の繰り返し同じ時期に起こる不定期

発熱や強い咳を伴う場合は、風邪・インフルエンザ新型コロナの可能性も考えられるため、当院の発熱外来のページもあわせてご確認ください。

原因を調べる検査

「花粉だと思っていたら、実はダニだった」というケースは少なくありません。原因をはっきりさせると、治療方針も大きく変わります。当院では血液検査によるアレルギー検査で、原因となるアレルゲンを特定できます。

保険診療での13項目セット検査(小学生以上)

保険診療では、症状のある方を対象に、1回13項目までのアレルギー検査が認められています。スギ・ヒノキ・ダニ・ハウスダストなど、関東で頻度の高い13項目を一度にチェックします。費用は3割負担の方でおよそ5,000円前後(採血料・診察料を含む)が目安です。お子さまは医療証の対象であれば自己負担が軽減または無料となる場合があります。

39項目View検査(小学生以上)

当院では、13項目分の自己負担額で最大39項目のアレルゲンを一度に調べられる検査もご案内しています。スギ・ヒノキ・ダニに加えて、イネ科・ブタクサ・カビ・動物・食物アレルゲンまでを網羅できるので、「何にアレルギーがあるか全体像を知りたい」という方に向いています。検査の特性上、小学生以上が対象です。

採血が苦手なお子さまには、症状と経過から臨床的に診断し、検査は無理に行わない選択肢もご案内しています。

▶ 花粉症シーズンは予約が混み合います。Web予約はこちら(24時間受付)03-5831-5755

治療の選択肢(薬物療法/免疫療法)

国内外の最新の診療指針では、症状の重さと生活への影響に応じて、段階的に治療を組み合わせる方針が標準とされています。当院でもこの考え方を基本に、お一人ずつ最適な組み合わせをご相談しています。

① 第2世代抗ヒスタミン薬(飲み薬)

花粉症治療の第一選択です。アレグラ(フェキソフェナジン)、ビラノア(ビラスチン)、デザレックス(デスロラタジン)、アレロック(オロパタジン)など、現在は10種類以上の選択肢があります。古い世代の薬と違い、眠気が出にくいタイプが中心です。

運転や精密作業に従事される方には眠気の少ないタイプを、夕方以降の症状が強い方には1日1回・夜服用タイプを、というふうに生活パターンに合わせて選びます。「効きが悪い」と感じる場合も、薬を変えることで楽になるケースが少なくありません。

② 鼻噴霧用ステロイド薬

くしゃみ・鼻水・鼻づまりのいずれにも幅広く効く、もう一つの主役です。1日1〜2回、鼻にシュッと噴霧するタイプの薬で、ナゾネックス、アラミスト、エリザスなどがあります。

「ステロイド」と聞くと身構える方が多いのですが、鼻噴霧用は鼻の粘膜にだけ作用し、全身への影響はごく小さいことが知られています。長期間使っても安全性が高く、内服薬と併用することで症状をしっかり抑え込めます。

③ 目薬・点鼻薬

目のかゆみが強い方には抗アレルギー点眼薬を、鼻づまりが特に強い方には短期間限定で血管収縮作用のある点鼻薬を、それぞれ追加します。市販の点鼻スプレーを長期連用すると逆に鼻づまりが悪化する「薬剤性鼻炎」になることがあるため、使い方には注意が必要です。

④ 初期療法(花粉が飛び始める前からの治療)

毎年つらい症状が出る方には、花粉飛散の2週間ほど前から薬を始める「初期療法」をおすすめしています。粘膜が荒れる前から薬を投与しておくことで、シーズン中の症状ピークを下げられることが報告されています。スギ花粉症の方であれば、関東では1月下旬〜2月上旬が開始の目安です。

⑤ 舌下免疫療法(根本治療の選択肢)

「毎年薬を飲み続けるのではなく、体質そのものを変えたい」という方には、舌下免疫療法(SLIT)という選択肢があります。少量のアレルゲンを毎日舌の下に含むことで、体をアレルゲンに慣らしていく治療です。

現在、保険診療で対応できるのはスギ花粉ダニ(ハウスダスト)の2種類。治療期間は3〜5年と長期にわたりますが、症状の大幅な軽減や薬の減量が期待できる治療法として、国内外で評価されています。シーズン中は新規開始ができず、毎年6月〜11月ごろが開始のタイミングです。詳しくは舌下免疫療法のページをご覧ください。

⑥ 重症例への治療(抗IgE抗体)

抗ヒスタミン薬や鼻噴霧用ステロイドを十分使っても症状が抑えきれない重症のスギ花粉症の方には、抗IgE抗体製剤(オマリズマブ/ゾレア)という注射薬の選択肢もあります。当院では行っておりません。

効果と副作用、両方を正直に

抗ヒスタミン薬の代表的な副作用は眠気・口の渇きで、薬剤と用量によって頻度が変わります。鼻噴霧用ステロイドはまれに鼻血や鼻の刺激感が出ることがあります。舌下免疫療法では口の中のかゆみ・違和感が最初の数週間に多く、ごくまれに重いアレルギー反応(アナフィラキシー)が報告されています。当院では効果だけでなくリスクも同じ視点でご説明し、納得いただいてから治療を始めます。

市販薬とクリニック処方薬の違い

「ドラッグストアで買えるなら、わざわざ受診しなくてもいいのでは」というお声をよくいただきます。市販薬で十分コントロールできているなら、それも一つの選択です。ただし、医療機関を受診する意義は3つあります。

1つ目は選択肢の幅。鼻噴霧用ステロイド薬や舌下免疫療法など、市販では手に入らない治療がそろっています。2つ目は医療費。月単位で見ると、保険適用の処方薬のほうが市販薬より安いケースが多く、特に複数種類を併用するとその差が大きくなります。3つ目は副作用や相性の判断。眠気の出ない薬を選ぶ、妊娠・授乳中でも使える薬を選ぶ、といった調整は、医師でないと難しい領域です。

「なんとなく効いていない気がする」と感じたら、一度ご相談いただく価値はあります。

セルフケアと生活の工夫

薬と並行して、花粉そのものとの接触を減らす工夫も効果があります。

外出時はマスク・メガネ(できれば花粉用ゴーグル)を着用し、花粉の多い時間帯(昼〜夕方)の外出を可能であれば避けます。帰宅したら玄関で衣類の花粉を払い、洗顔・うがいを習慣にすると、室内に持ち込む花粉を大きく減らせます。洗濯物の外干しはシーズン中は控えめに。

室内対策としては、空気清浄機の活用、こまめな掃除(とくに窓際・玄関)、寝具の洗濯が効果的です。マスクの装着が花粉症発症予防に寄与する可能性も指摘されており、特に小児では一定の効果が期待できると考えられています。

受診の目安/緊急受診すべき症状

早めの受診を検討したいケース

  • 毎年同じ時期に、くしゃみ・鼻水・目のかゆみが出る
  • 市販薬を1〜2週間使っても症状が改善しない
  • 仕事や勉強に集中できない、夜眠れない
  • 子どもが頻繁に鼻をかむ、目をこする
  • 毎年薬を飲んでいるが、体質改善を考えたい(舌下免疫療法)

緊急性が高いケース

以下の症状がある場合は花粉症ではなく、別の病気の可能性があります。当院ではなく、対応可能な医療機関へすぐにご相談ください。

  • 息苦しさ・喘鳴(ぜーぜー、ヒューヒュー)が強い
  • 顔やまぶたが急に大きく腫れる
  • 意識がぼんやりする、立ちくらみが強い

すぐ受診でなくても良いケース

軽い鼻水・くしゃみが数日程度で、市販薬でコントロールできているなら、慌てて受診する必要はありません。ただし、毎年シーズン中ずっと我慢している方は、一度ご相談いただくと選択肢が広がる可能性があります。

よくあるご質問

Q1. 花粉症は何歳から発症しますか?

個人差はありますが、早い場合は2歳ごろから症状が出ることがあります。近年は小学校低学年での発症も増えており、ご家族にアレルギー体質の方がいる場合は特に注意が必要です。お子さまでも安全に使える薬の選択肢があるので、お早めにご相談ください。

Q2. 妊娠中・授乳中ですが、薬は飲めますか?

妊娠中は、安全性データのある薬を選んで使用することが可能です。自己判断せず、必ず受診のうえご相談ください。鼻づまりには温熱療法・蒸しタオル・マスクなど、薬を使わない方法から試します。

Q3. 検査をしないと薬は処方できませんか?

いいえ。典型的な症状と経過があれば、検査をせず臨床的に診断して治療を始めることが可能です。ただし、舌下免疫療法を希望される場合は、原因アレルゲンの特定が必須となるため、血液検査をお受けいただきます。

Q4. 仕事中に眠くならない薬はありますか?

あります。第2世代抗ヒスタミン薬の中でも、フェキソフェナジン(アレグラ)、ビラスチン(ビラノア)、ロラタジン(クラリチン)などは眠気の頻度が低い薬として知られています。運転や精密作業の多い方には、こうした薬を優先してご提案しています。

Q5. 子どもの花粉症と大人の花粉症は違いますか?

基本的な仕組みは同じですが、お子さまは鼻をすする・目をこする・口呼吸になるといった行動から気づくことが多いのが特徴です。鼻づまりが強いと睡眠の質が下がり、日中の集中力にも影響します。年齢に応じた飲み薬・点眼薬・点鼻薬を選べますので、お気軽にご相談ください。

Q6. 市販の点鼻薬を毎日使っていますが、問題ないですか?

市販の点鼻薬の中には、血管収縮作用のあるタイプがあります。これらを1〜2週間以上連用すると、逆に鼻づまりが悪化する「薬剤性鼻炎」を起こすことが知られています。心当たりのある方は早めにご相談ください。鼻噴霧用ステロイド薬への切り替えで改善が期待できます。

Q7. 舌下免疫療法はどんな人に向いていますか?

毎年つらい症状が出ていて、薬で抑えるのではなく体質そのものを変えたい方、お子さまの将来を見据えて早めに対策したいご家族、毎年複数の薬を併用している方などに向いています。一方、3〜5年の継続が必要なため、毎日の服用を負担に感じる方には向きません。詳細は舌下免疫療法のページまたは診察時にご相談ください。

Q8. 検査結果は当日わかりますか?

血液検査は外部の検査機関へ提出するため、結果は通常1週間程度でお伝えしています。結果説明のための再来院は、診療時間内であればいつでも結構です。検査結果は原則としてご来院時に直接ご説明し、ご質問にもその場でお答えしています。

Q9. 検査は痛いですか?

大人の血液検査と同じ採血です。一般的な健診の採血と変わりありません。お子さまの場合は採血の負担を考慮し、症状から臨床的に診断する選択肢もご案内しています。

Q10. 足立区の特定健診と一緒に花粉症の相談はできますか?

はい、可能です。健診の予約を取るタイミングで、花粉症のご相談がある旨をお伝えください。当日にスムーズにご案内できます。当院の足立区特定健診のご案内ページもあわせてご確認ください。

▶ ご予約はこちら:Web予約(24時間受付)03-5831-5755

対応エリア

竹ノ塚駅東口徒歩3分という立地から、足立区内および近隣の方にも多くお越しいただいています。

  • 足立区:竹の塚、西新井、保木間、伊興、六町、舎人、谷在家、花畑 ほか
  • 草加市:草加、谷塚、松原
  • 八潮市近隣

クリニック情報

  • 院名:竹ノ塚駅前クリニック 内科小児科皮膚科
  • 院長:中島 義之(プライマリケア認定医/内科認定医/救急専門医)
  • 住所:〒121-0813 東京都足立区竹の塚6-11-1 T・キューブ1階
  • アクセス:東武伊勢崎線「竹ノ塚駅」東口 徒歩3分(ヤマダデンキ足立竹の塚店近く)
  • 電話03-5831-5755

診療時間

竹ノ塚駅前クリニックの診療時間
曜日 午前 午後
月曜〜金曜(木曜を除く) 9時00分〜13時00分 15時30分〜18時30分
土曜 9時00分〜12時00分 13時00分〜15時00分
休診日 木曜・日曜・祝日

▶ 診療の予約はこちら(24時間Web予約可)
花粉症シーズンは混み合うため、早めのご予約をおすすめします。マスクとティッシュで春を乗り切るのも一つの選択ですが、薬や検査でずっと楽になる可能性があります。一度ご相談ください。

参考文献・情報源

本記事は執筆時点の国内外の診療指針および公的情報に基づいて作成しています。

国内ガイドライン・公的情報

国際ガイドライン・主要エビデンス

最終更新日:2026-04-25

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