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喘息

「子どものころに喘息と言われて、今は薬を飲んでないんですけど、最近階段で息が切れるんです」——竹ノ塚駅前クリニックの外来で、こんなお話から相談が始まることがよくあります。喘息は子どもの病気というイメージが残っていますが、実は40歳を過ぎてから女性で再発・初発するケースが少なくありません。

喘息は気道(空気の通り道)に慢性的な炎症が起こり、咳・息苦しさ・胸のしめつけ感が出たり治まったりを繰り返す病気です。最新の診療指針では、適切な吸入治療を続けることで「臨床的寛解」——症状も発作もほぼゼロの状態——を目指せるようになってきました。

このページでは、足立区・竹ノ塚エリアで喘息診療を行っている当院の立場から、受診すべき症状の見分け方/治療の主軸/発作時の対応/日常生活での予防策を整理してお伝えします。お子さまの喘息でお困りの保護者の方にも参考にしていただける内容にしています。

こんな方は当院にご相談ください

  • 夜中や明け方に咳が出て目が覚めることが多い
  • 運動したり階段を上ったりすると、息苦しさや喘鳴(ぜーぜー、ヒューヒュー)が出る
  • 風邪をひくと咳が3週間以上長引くことがよくある
  • 子どものころ喘息と言われ、今また症状が出てきている
  • お子さまが咳き込んで眠れない夜が増えた
  • 他院で吸入薬をもらっているが、続け方がよくわからない
  • 毎年同じ季節に咳が止まらなくなる

Web予約はこちら(24時間受付)/お電話は 03-5831-5755
所要時間は初診でおよそ20〜30分。有効期限内のマイナンバーカードまたは資格確認書と、お薬手帳(お持ちの方)、他院での吸入器がある場合はそちらもご持参ください。当院院長は救急専門医として喘息発作対応の経験を多数積んでいます。

足立区・竹ノ塚で喘息診療を受ける意味

喘息は「発作を起こさないようにする」ことが治療の主役です。そのためには、月に1回程度の通院で薬を見直し、症状の変化を共有していく継続性が欠かせません。竹ノ塚駅東口から徒歩3分、平日18時30分まで・土曜午後3時まで診療している当院は、お仕事帰りや学校帰りに立ち寄っていただきやすい立地です。

当院院長は救急専門医として急性期医療に長く携わってきた経歴があり、夜間救急で喘息発作に対応してきた経験から、「発作にならないうちに治療を整える」ことの大切さを実感しています。さらに院長自身も小児期に喘息を持っていた経験があり、「症状があるのに我慢する」「吸入薬への抵抗感」といった患者さんの気持ちも、わかる立場でお話しできます。

足立区エリアは交通量の多い幹線道路や工場が点在し、大気環境の影響を受けやすい一面があります。竹ノ塚エリアにお住まいで、咳や息切れが気になる方は一度ご相談ください。

喘息(気管支喘息)とは

喘息は、気道(肺へ空気を運ぶ管)に慢性的な炎症が起こる病気です。炎症で敏感になった気道が、ホコリ・冷気・運動・風邪などのちょっとした刺激で収縮し、空気の通り道が狭くなって息苦しさや咳を引き起こします。

かつては「発作のあるときだけの病気」と考えられていましたが、現在は「発作がない時期も、見えないところで気道の炎症が続いている病気」と理解されています。だからこそ、症状がない日も毎日の吸入治療を続けることが、長期的な肺機能を守るカギになります。

どんな人が発症しやすいか

遺伝的な体質と、環境要因の組み合わせで発症します。当院でご相談を受ける方には、以下のような傾向があります。

  • ご家族に喘息・アレルギー疾患のある方
  • アトピー性皮膚炎・アレルギー性鼻炎・花粉症をお持ちの方(アトピー性皮膚炎のお子さまの約3人に1人が喘息を発症すると報告されています)
  • 受動喫煙を含めた喫煙環境にある方
  • 肥満傾向の方
  • 40歳以降に発症する女性(成人発症型)

気をつけたい症状と受診のサイン

喘息の代表的な症状は次のとおりです。「ヒューヒュー」「ゼーゼー」だけが喘息のサインではありません。

喘息で現れることの多い症状
症状 特徴
夜間〜明け方に多い、3週間以上続く、風邪のあと長引く
喘鳴(ぜーぜー、ヒューヒュー) 呼吸時に笛のような音がする
息苦しさ 階段や坂道で息切れ、横になると苦しい
胸のしめつけ感 胸が重い、押されるような感じ
運動時の息切れ 運動誘発性喘息のサイン

とくに「夜中〜明け方の咳で目が覚める」「風邪のたびに咳が3週間以上残る」のいずれかに当てはまる場合、喘息の可能性を考えて一度ご相談ください。風邪を繰り返しているのではなく、気道の慢性炎症が顔を出しているサインのことがあります。

診断と当院の検査体制

喘息の診断は、典型的な症状の経過と問診、聴診所見、アレルギー素因の評価を組み合わせて行います。当院では、次のステップで進めていきます。

1. 詳しい問診

症状が出る時間帯・季節・きっかけ、ご家族のアレルギー歴、お仕事や生活環境、喫煙歴などを丁寧にうかがいます。多くの場合、問診と聴診だけで臨床診断が可能です。

2. 血液検査によるアレルギー素因の評価

当院ではダニ・ハウスダスト・スギなど主要アレルゲンの血液検査が可能です。アトピー型の喘息かどうか、原因抗原は何かを把握すると、生活上の対策が立てやすくなります。

3. 必要に応じて高次医療機関へ紹介

詳しい肺機能検査(スパイロメトリー)や呼気NO濃度測定、画像検査が必要な場合は、近隣の連携病院へ紹介させていただきます。検査結果と治療方針が固まったあとは、当院での通院に戻っていただく形で、継続的にフォローします。「クリニックでは診断できない」のではなく、「必要な検査は地域の病院と連携してきちんと行う」という体制です。

▶ 「もしかして喘息かも」と感じたら、Web予約はこちら(24時間受付)03-5831-5755

治療の柱(吸入薬・発作治療)

喘息治療の中心は、毎日続ける長期管理薬(コントローラー)と、発作時に使う発作治療薬(リリーバー)の2本立てです。最新の診療指針では、軽症の方であっても、症状が出たときだけ気管支拡張薬を使う「SABA単独治療」は推奨されなくなり、ステロイドを含む吸入薬を基本にする方針に大きく変わってきました。

① 吸入ステロイド薬(ICS)が治療の主役

気道の炎症そのものを抑える、もっとも重要な薬です。「ステロイド」と聞くと身構える方が多いのですが、吸入薬は気道にだけ作用し、全身への影響はごくわずかです。長期使用しても安全性が高いことが大規模な研究で確認されています。

吸入ステロイド単剤、または長時間作用型気管支拡張薬(LABA)との配合剤(ICS/LABA合剤)を、症状の重さに応じて選びます。1日1〜2回、毎日続けることがポイントです。

② 軽症でも使える「発作時兼用」吸入薬

近年は、ICSとformoterol(速効性のある気管支拡張薬)の配合剤を、毎日の管理薬としても、発作時の頓用薬としても使う方式(AIR療法/SMART療法)が国際的に推奨されています。1本の吸入薬で日常管理と発作対応の両方ができるため、患者さんの負担を減らしつつ、適切な治療を続けやすくなる方法です。当院でも適応のある方にご提案しています。

③ 治療ステップを段階的に調整

喘息治療は4段階のステップで管理されます。症状のコントロール状況を見ながら、段階を上げたり下げたりします。12週間以上良好にコントロールできた場合は、薬を半分程度に減らせることもガイドラインで提案されています。「ずっと同じ薬を飲み続ける」治療ではなく、「ちょうどよい量を見つけていく」治療です。

効果と副作用、両方を正直に

吸入ステロイドの代表的な副作用は、口腔カンジダ症(口の中のカビ)と嗄声(声がれ)で、いずれも吸入後にうがいをすることで予防できます。長時間作用型気管支拡張薬では、まれに動悸・手の震えが出ることがあります。重い副作用は内服ステロイドや高用量の使用と比べると格段に低いことが知られていますが、定期的な診察で経過を確認していくことが大切です。

難治性喘息と生物学的製剤

標準的な吸入治療(ステップ4の治療)を行っても症状が抑えきれない難治性喘息の方には、生物学的製剤という注射薬の選択肢があります。最新のガイドラインでは、Type2喘息(好酸球性炎症が主体)には抗IgE抗体(オマリズマブ)、抗IL-5抗体(メポリズマブ、ベンラリズマブ)、抗IL-4Rα抗体(デュピルマブ)、抗TSLP抗体(テゼペルマブ)などが推奨されています。

これらの治療は専門施設での導入が原則ですが、当院ではまずスクリーニングを行い、適応がある場合に近隣の喘息専門外来へご紹介しています。当院での生物学的製剤の使用は行っておりません。

発作が起きたときの対応

普段からの予防が中心とはいえ、発作が起きたときの動き方を知っておくことも大切です。

軽い発作の段階で

  • 処方されている発作治療薬(短時間作用型気管支拡張薬または ICS/formoterol合剤)を吸入する
  • 楽な姿勢(座って前かがみ)で深呼吸をする
  • 水分を少しずつとる
  • 15〜20分経っても改善しなければ次の対応へ

救急受診を考えるサイン

以下に当てはまる場合は、ためらわず救急対応のできる医療機関を受診してください。当院は救急対応施設ではないため、夜間や緊急時は救急要請(119番)または救急病院への直接受診をお願いします。

  • 発作治療薬を使っても息苦しさが改善しない
  • 横になれず、座らないと呼吸できない
  • 会話が途切れ途切れになる、一文を最後まで言えない
  • 唇や指先が紫色(チアノーゼ)
  • 意識がぼんやりする

「我慢して朝を待つ」のがいちばん危険です。コーヒーが効くといった民間療法に科学的根拠は乏しく、迷ったら救急受診というのが原則です。喘息は適切な治療をしないと命にかかわることがある病気であることを、忘れないでいただきたいと思います。

日常生活での予防策

発作のきっかけを避ける

  • こまめな手洗い・うがいで風邪・インフルエンザを予防する
  • インフルエンザ予防接種を毎年受ける
  • 受動喫煙を含めた喫煙環境を避ける
  • 大気汚染レベルが高い日の屋外運動を控える、交通量の多い道路の近くを避ける
  • 冬場の冷気乾燥にはマスクを活用する
  • 強い洗剤・漂白剤の使用を控える

アレルゲン対策

  • ダニ対策:枕・マットレスのダニ防止カバー、寝室のカーペットを避ける、週1回以上のシーツ洗濯
  • カビ対策:シンク・タイル・浴室の定期清掃、エアコンと除湿機のフィルター掃除
  • ペットアレルギーがある場合は飼育環境の見直し
  • 花粉対策:シーズン中の窓閉め、帰宅時の衣類はたきとシャワー

併存疾患のコントロール

アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎を併存している方は、それらのコントロールも喘息悪化予防に直結します。当院の花粉症のページアトピー性皮膚炎のページもあわせてご覧ください。

喘息の方が注意すべき薬

喘息をお持ちの方は、ほかの病気で薬を処方される際にも注意が必要です。以下の薬は、症状を悪化させたり発作を誘発する可能性があります。

  • β遮断薬(一部の不整脈・高血圧治療薬、緑内障の点眼薬)
  • 非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)の一部(とくにアスピリン喘息の方)
  • 一部の咳止め(ペリアクチンなど)

「アスピリン喘息」と呼ばれる病気の方では、解熱剤・鎮痛剤の選択に厳重な注意が必要です。歯科治療や他科での処方を受ける際には、必ず「喘息持ちです」と申告してください。当院でも、喘息のある方への処方は慎重に検討しています。

よくあるご質問

Q1. 子どものころに喘息でしたが、もう治ったと言われました。今後また発症する可能性はありますか?

はい、可能性はあります。小児喘息は思春期前後に症状が落ち着くケースが多いものの、気道の過敏性は残っていることがあります。風邪をこじらせたあと、妊娠・出産後、強いストレスや喫煙開始、職業環境の変化などをきっかけに、成人になって再発するパターンが知られています。「最近、夜の咳が長引く」「階段で息切れする」と感じたら、念のためご相談ください。

Q2. 吸入薬は一度始めたらやめられないのですか?

必ずしもそうではありません。最新のガイドラインでは、12週間以上良好にコントロールできた場合は薬を減らせると提案されています。ただし、自己判断での中止は症状の悪化や肺機能低下につながるため、必ず医師と相談しながら段階的に調整することが大切です。

Q3. ステロイドの吸入薬が怖いです。本当に毎日使う必要がありますか?

「ステロイド」と聞くと内服ステロイドの副作用を心配される方が多いですが、吸入ステロイドは気道だけに作用し、全身への移行はごくわずかです。長期使用しても安全性が高いことが大規模な研究で確認されています。むしろ、吸入をやめて気道炎症が放置されるほうが、長期的な肺機能低下や重症発作のリスクが上がります。吸入後のうがいで口腔カンジダ症(声がれ・口腔内のカビ)も予防できます。

Q4. 子どもの喘息治療と大人の治療は違いますか?

使う薬の系統は似ていますが、年齢に応じた吸入器具の選択(マスク式・スペーサー併用)や、用量調整、アドヒアランス(毎日続ける工夫)に配慮が必要です。当院では小児科も標榜しており、お子さまでも年齢に合わせた治療を行えます。保護者の方が吸入を補助しやすい工夫もご一緒に考えます。

Q5. 妊娠中ですが、吸入薬は続けて大丈夫ですか?

妊娠中こそ、喘息のコントロールを保つことが母子双方にとって大切です。コントロールが乱れて発作を起こすほうが、薬の影響よりはるかにリスクが高いと考えられています。吸入ステロイドや一部の気管支拡張薬は妊娠中も継続使用が認められており、必要に応じて妊娠中でも安全性データのある薬への変更を検討します。自己判断で中止せず、必ずご相談ください。

Q6. 運動時にだけ咳・息切れが出ます。これも喘息ですか?

運動誘発性喘息(運動誘発性気管支収縮)の可能性があります。冷気や乾燥した空気を吸い込むことで気道が収縮し、運動の数分後に咳・喘鳴・息苦しさが出るタイプです。運動前の予防的吸入や、根本にある喘息のコントロール強化で大きく改善することが多いので、お気軽にご相談ください。

Q7. 喘息は完治しますか?

完全な「治癒(病気が消失した状態)」は難しい病気ですが、最新の指針では「臨床的寛解」——症状も発作もほぼなく、肺機能が正常または最適化された状態——が目標として明確に示されました。生物学的製剤の登場もあり、重症の方でも寛解を目指せる時代になっています。「治らないから諦める」ではなく、「うまく付き合って症状をなくす」治療と捉えていただければと思います。

Q8. 風邪をひいたとき、いつもの吸入薬は続けるべきですか?

はい、むしろ続けることが大切です。風邪は喘息発作の最大のきっかけのひとつで、症状がなくても気道炎症は悪化しやすい時期です。普段の吸入薬は継続し、追加で発作治療薬を頓用する、といった対応をご一緒に整えていきます。風邪症状自体は風邪発熱外来のページもご参照ください。

Q9. 吸入薬の使い方が難しくて、ちゃんとできているか不安です。

これはとても多いご質問です。実は、薬の効果が出るかどうかの半分は吸入手技にかかっていると言っても過言ではありません。当院では初回処方時にデモンストレーションを行い、再診のたびに吸入の様子を確認します。「自分で確認できる練習用キット」もありますので、お気軽にお声がけください。

Q10. 引っ越してきたばかりで、これまでの治療を引き継ぎたいです。

はい、可能です。これまでの処方内容(お薬手帳または処方箋)と、診療情報提供書(紹介状)があればスムーズに引き継げます。紹介状がなくても、お薬の名前と服用期間、最近の症状経過がわかれば対応できますので、まずはご来院ください。

▶ ご予約はこちら:Web予約(24時間受付)03-5831-5755

対応エリア

竹ノ塚駅東口徒歩3分という立地から、足立区内および近隣の方にも喘息の継続フォローでお越しいただいています。

  • 足立区:竹の塚、西新井、保木間、伊興、六町、舎人、谷在家、花畑 ほか
  • 草加市:草加、谷塚、松原
  • 八潮市近隣

クリニック情報

  • 院名:竹ノ塚駅前クリニック 内科小児科皮膚科
  • 院長:中島 義之(プライマリケア認定医/内科認定医/救急専門医)
  • 住所:〒121-0813 東京都足立区竹の塚6-11-1 T・キューブ1階
  • アクセス:東武伊勢崎線「竹ノ塚駅」東口 徒歩3分(ヤマダデンキ足立竹の塚店近く)
  • 電話03-5831-5755

診療時間

竹ノ塚駅前クリニックの診療時間
曜日 午前 午後
月曜〜金曜(木曜を除く) 9時00分〜13時00分 15時30分〜18時30分
土曜 9時00分〜12時00分 13時00分〜15時00分
休診日 木曜・日曜・祝日

▶ 診療の予約はこちら(24時間Web予約可)
喘息は「発作にならないようにする」治療がうまく回るほど、生活が楽になっていく病気です。咳が長引く、息切れが気になる——そんなサインを見逃さず、お早めにご相談ください。

参考文献・情報源

本記事は執筆時点の国内外の診療指針および公的情報に基づいて作成しています。

国内ガイドライン・公的情報

国際ガイドライン・主要エビデンス

最終更新日:2026-04-25

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