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中耳炎

耳が痛い、とお子さんが夜中に泣いて心配になることがありますよね。そんな時は中耳炎かもしれません。(急性)中耳炎とは「急性に発症した中耳の感染症で、耳痛、発熱、耳漏を伴うことがある」という定義です。ここでは中耳炎について少し解説したいと思います。

 

頻度

急性中耳炎は全年齢で起こりますが、特に小児、中でも生後6ヶ月〜2歳の間が多くなっています。お子さんは鼻と耳をつなぐ通り道が大人と比べて太く短いため細菌が入ってきやすいのです。それに加えてお子さんは鼻を自分でかめないので鼻からの細菌が入りやす胃です。1歳までに75%のお子さんがかかり、7歳までに40%が4回以上かかります。しかし昨今は中耳炎は肺炎球菌ワクチンの普及のおかげで少し減ってきています。

 

リスク

中耳炎になりやすい人は若年、家族の中耳炎既往歴、保育園入園、タバコの煙への暴露、おしゃぶりの使用があります。

 

症状

耳痛、耳垢、発熱、難聴などです。耳痛が最も一般的な症状ですが、ないこともあります。子供の場合には不機嫌、睡眠障害、摂食障害、嘔吐、下痢などの症状だけのこともあります。

 

診断

診断には鼓膜を確認する必要があります。鼓膜の動きや透明性、色などを評価します。

 

治療

治療は軽症の場合には痛み止めだけで様子を見ます。原因の多くにウィルスが多いこと、自然に治癒するケースもあることからです。3日しても改善しない場合には抗生物質を検討します。これは中耳炎に対してこれまで不要に抗生物質が使われており抗生物質が効きにくい菌が増加しているためです。今は抗生物質を使ってすぐ治れば嬉しいかもしれませんが、2040年にはがんで死ぬ人よりも抗生物質が効かずに死亡する人の方が多くなると報告されています。中耳炎は軽症の場合には自然と治ることも多いため抗生物質を使用するかどうかは医師と相談するようにしましょう。

もちろん必要な場合には最初から抗生物質を使用します。2歳未満の場合には10日、2歳以上の場合には抗生物質を5日間使用することが多いです。

 

以上が簡単ですが中耳炎についてです。中耳炎の治療に必ず抗生物質が必要とは限らないことが大事かと考えます。参考になれば幸いです。

竹の塚エリアにお住まいの方も、そうでない方も、お子さんの調子が悪い時にはぜひ竹ノ塚駅にございます当院にて相談ください。

 

参考資料

AMR かしこく治して、明日につなぐ 〜抗菌薬を上手に使ってAMR対策〜

抗微生物薬適正使用の手引き 厚生労働省

小児急性中耳炎診療ガイドライン2018

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