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扁桃炎

口の中には扁桃腺というところがあります。口の中にあり、口に入ってきたバイ菌やウィルスが喉の奥に進まないようにせきとめるリンパの組織です。そこに炎症が起きた状態を扁桃炎と呼びます。

 

原因

扁桃炎の原因は感染性と非感染性に分かれます。

感染性の多くはウィルス性で、細菌性は20%程度と言われています。時にウィルスと細菌が混合で感染していることもあります。一概にウィルスと言ってもコロナウィルス(SARS-Co-2という昔からあるコロナウィルス)、アデノウィルス、ライノウィルス、インフルエンザウィルス、新型コロナウィルスなどたくさんあります。そのためインフルエンザと新型コロナウィルス以外はウィルスに感染したのかを全て特定するのは困難です。一方、細菌では溶連菌が多いのですがこちらは検査ができます。

非感染性としてはアレルギー性鼻炎、逆流性食道炎、喫煙、乾燥した空気への暴露(特に冬)、薬などがあります。薬としては降圧剤や抗がん剤の一部にその可能性があります。その他川崎病、ベーチェット病など様々な原因があります。

 

症状

ウィルスによる扁桃炎では、のどの痛み、疲労感、鼻詰まり、咳が主な症状です。それに加えて人によってくしゃみ、声枯れ、耳の痛み、湿疹などがあります。熱は出ることもありますが、インフルエンザウィルスや新型コロナウィルス以外では高熱にはなりません。

細菌、主に溶連菌による扁桃炎の症状は、のどの痛み、熱、首のリンパ節のはれや痛みです。細菌の場合には合併症として中耳炎、扁桃周囲膿瘍、副鼻腔炎、髄膜炎、敗血症、壊死性筋膜炎など重症な合併症が起こることがあります。その他全身の臓器に影響を与えて腎臓病が出たり、関節炎を引き起こすこともあります。こういった合併症を予防するために抗生物質を使用する必要があります。

 

検査

検査は必要時に行います。当院で行うのはインフルエンザ、新型コロナウィルス、マイコプラズマ、百日咳、RSウィルス(1歳以下しか保険では検査ができません)、溶連菌の検査です。その他可能性のある方ではのどの淋菌やクラミジア検査を行います。その他状況次第では採血の検査を行うこともあります。検査の精度はどの検査でも100%というわけではありません。そのため元々診察を行ってその病気の可能性が低い方に検査をしてもあまり意味がないのです。このため全ての方に全ての検査をするのではなく診察で可能性の高い病気だけ検査を実施します。

 

診断

診断は診察、必要時に検査を行って判断します。特に扁桃炎の中でも重症な病気がないかどうかを必ず確認します。その他治療の判断が分かれるのはウィルス性なのか細菌性(溶連菌)なのかどうかの判断が大事になります。ウィルスの可能性が高まるのは咳(熱、だるさを伴う)、鼻詰まり、結膜炎、発疹がある時です。溶連菌の可能性を疑うのは急なのどの痛み、熱、のどのむくみや膿の付着、首のリンパ節の痛み、発疹があります。

 

治療

治療は溶連菌の場合には抗生剤で治療をします。治療開始1〜3日で回復することがほとんどです。しかしウィルス性の場合には抗生物質は効果がないため症状を緩和する治療が主になります。大事なことはウィルス性が扁桃炎では多く、抗生物質が必要としないことが多いことを知っておくことです。

 

以上が簡単ですが扁桃炎についてになります。ご参考になってください。何か心配な点があれば遠慮なく当院で相談いただけると幸いです。

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