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風邪

風邪は、私たちの日常生活の中でよく耳にする言葉であり、多くの人々が一度は経験する健康上の問題です。しかし、「風邪」という言葉を聞くと、どのような症状や状態を指すのでしょうか?多くの人々が風邪と聞くと、熱やのどの痛み、鼻水やせきなどの一般的な症状を連想することでしょう。これらの症状は、風邪を引いたときに最もよく見られるものです。しかし、医学的な観点から「風邪」とはどのように定義されているのでしょうか?医学における風邪の定義は、「ウィルスが原因となり、せきや鼻水、のどの痛みなどの症状が現れる疾患で、特別な治療を受けなくても時間の経過とともに自然に回復するもの」とされています。この定義からもわかるように、風邪は「自然に回復する」ことがその特徴として挙げられます。風邪の症状は、体の免疫システムがウィルスと戦っている証拠でもあります。そのため、適切な休養と栄養を取ることで、体は自然に風邪のウィルスを排除し、回復へと向かいます。風邪の予防や早期の回復のためには、日常生活の中での健康的な生活習慣が非常に重要です。

原因

風邪は、私たちが生活の中で頻繁に遭遇する一般的な健康上の問題であり、その症状は非常に特徴的です。典型的な風邪の症状の進行は、まず発熱、のどの痛み、全身のだるさという初期症状から始まります。これらの初期症状が現れた後、鼻水や鼻詰まりといった鼻の症状が続くことが多いです。そして、最終的にはせきが現れ、これが風邪の症状のピークを迎えることが一般的です。

医師や医療専門家は、のどの痛み、鼻水、せきという3つの主要な症状が同時に現れる場合、それは典型的な風邪の症状であると診断することが多いです。しかし、風邪の症状やその強さは、感染したウィルスの種類や感染者の体調、免疫力によって異なるため、同じ風邪ウィルスでも人によって症状が大きく異なることがあります。そのため、特定の症状が現れないからといって、それが風邪でないと断定することはできません。

風邪の予防や早期治療のためには、これらの症状を正確に認識し、適切な対応を取ることが重要です。特に、季節の変わり目や気温の低下、乾燥した環境など、風邪を引きやすい条件が揃った時期には、日常生活の中での予防策を強化することで、風邪のリスクを低減することができます。

症状

典型的な風邪の症状は発熱、のどの痛み、だるさから始まります。その後少し遅れて鼻水が出て、最後にせきが数日遅れて出てくることが多いです。のど、鼻水、せきが3つとも同じ程度の強さで症状が出ている場合はほぼ風邪だろう、と話を聞いた段階で考えています。ただ症状やその強さは人によってバラバラで同じウィルスでも全く症状が異なりますのでそうでなければ風邪ではない、とはなりません。

 

検査

風邪は、私たちが日常的に経験する一般的な健康上の問題であり、多くの場合、特別な検査を必要としないものです。しかし、風邪の症状は他の疾患と似ていることが多く、特定の症状や状況に応じて、他の病気の可能性を確認するための検査が必要になることがあります。例えば、風邪の症状が強い場合や、特定の症状が持続する場合、溶連菌やインフルエンザ、新型コロナウィルス感染症のような他の感染症の可能性を否定するためのPCR検査が行われることがあります。これらの検査は、治療方針を決定するためや、感染拡大を防ぐための隔離措置を取る必要がある場合に重要となります。

当院では、風邪の症状に対する様々な検査を提供しています。具体的には、インフルエンザ、溶連菌、マイコプラズマ、RSウィルス、ヒトメタニューモウィルスの検査が可能です。中でも、RSウィルスは風邪の一因として知られていますが、特に1歳未満の乳幼児においては、重症化するリスクが高まるため、検査が推奨されます。しかし、1歳以上の子供や大人に対しては、保険適用外となる場合が多いです。そのため、RSウィルスの検査を希望する場合、診察料や検査費用が自費となることを理解していただく必要があります。他の感染症、例えばインフルエンザや溶連菌、マイコプラズマに関しては、医師の診断に基づき、保険適用での検査が行われることが一般的です。

診断

風邪の症状が現れた際、診断のプロセスは患者の症状や体調を詳しく聞く問診、直接的な身体の診察、そして必要に応じてさまざまな検査を行うことで進められます。風邪の原因となるウィルスや細菌の種類は多岐にわたるため、正確な診断はこれらのステップを通じて総合的に判断されます。

特に、新型コロナウィルス感染症の流行が続く現在、風邪の症状と新型コロナウィルス感染症の症状は非常に似ているため、診断の際には特に慎重な判断が求められます。のどの診察は、医療従事者自身が感染のリスクにさらされる可能性があるため、現在は制限されている場合が多いです。これは、医療従事者と患者双方の安全を確保するための措置です。そのため、風邪の症状で受診した際に、のどの診察を希望しても行われないことがある点を、患者の皆様にはご理解いただきたいと思います。風邪の症状が現れた場合、早期の受診と適切な診断・治療が重要です。しかし、新型コロナウィルス感染症の流行を考慮し、医療機関を受診する際には十分な注意が必要です。

 

治療法

風邪の特効薬はありません。よくある抗生物質は残念ながら風邪には効果がないのです。自然に治る、が風邪の定義なので風邪はウィルスに対して免疫力を自分の体で身につけることで回復しています。従ってよく病院で出される風邪薬は風邪ウィルスをやっつける作用があるわけではなく、今ある症状を楽にするために出されています。抗生物質は風邪の時に頻繁に使っていると将来的に抗生物質が効かなくなる可能性があります。世界的な会議でも抗生物質が頻繁に風邪に使用されていることが問題視されており、将来はガンで亡くなる人より抗生剤が効かなくなって死ぬ人の方が多くなると言われています。なので必要な病気の時に使うようにしましょう。風邪と似た症状を出す病気で抗生物質が必要になるのは一部の扁桃炎、一部の中耳炎、蓄膿(副鼻腔炎)、肺炎の時です。

治癒期間(風邪が治るまでの期間)は人それぞれですが、平均して大人で5日、子供で10日で治ります。ただ人によっては2週間ほど続いたり、咳だけ1ヶ月ほど続くことがあります。

 

よくある質問

高熱だから重症なの?

ご自身は熱が高い方がぐったりしますし、息もやや荒くなってつらいと思います。ただ、熱は体が風邪ウィルスをやつけるために出している、いわば防御反応です。そのため熱が高いからといって重症というわけではありません。

熱さましの薬は使った方がいいの?

熱が高くてつらい時は無理せずに熱さましを使うようにしましょう。ただ熱さましの薬は熱を下げる作用の薬であって、風邪ウィルスをやつける作用はありません。なので熱があったら必ず熱さましを使う必要はありません。

風邪の時に自宅でした方がいいことは?

基本的に効果が証明されている治療はありません。亜鉛やビタミンをとった方が良い、という報告もありますが、有効性はイマイチのようです。自宅で水分をしっかりとってゆっくり休むようにしましょう。食事は摂れそうであればとっていただきたいのですが熱でぐったりして動けないのであればあまり無理をしないでください。

どういう時にクリニックに行ったらいいの?

風邪かどうかは症状だけでなく内科医師でも確認のためにのどの診察をしたりしています。そのためこうであれば必ず風邪、とは診察なしには言えません。なのでご不安だと思いますので無理をせず診察を受けるようにしてください。

また、胸の痛みや息苦しい時やせきがひどい時、寒くてガタガタ震えが止まらない時、ご年配の方、赤ちゃん、喘息など肺の病気がある方などは自宅で様子を見ず早めに受診するようにしてください。普通の方より風邪が悪化しやすいです。

1度当院に風邪でかかった方でまだ良くならない方や症状が悪化してきた方は早めに再度受診してください。

 

いかがでしたでしょうか。

自然と良くなる、としても本当に風邪なのか不安だと思います。

無理せずお気軽に足立区竹ノ塚に位置する当院で相談ください。

 

参考資料

厚生労働省 抗微生物薬適正使用の手引き 第2版

小児科向けですが院長の動画も参考にどうぞ

 

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121-0813
東京都足立区竹の塚6-11-1 T・キューブ1階

東武伊勢崎線「竹ノ塚駅」東口3分

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