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陰嚢湿疹

陰嚢湿疹とは、男性の睾丸などの陰嚢部分に発症する湿疹型の皮膚病を指す言葉です。特定の原因で引き起こされる病気ではなく、個々の皮膚の状態、気候、衛生状態、生活習慣など様々な要素が複合的に影響して発症します。典型的な症状は皮膚の赤み、かゆみ、湿疹、皮膚の剥がれなどです。治療法は個々の症状や原因によりますが、主に外用ステロイド剤を用いて皮膚の炎症を抑える方法が取られます。また、かゆみを和らげるための抗ヒスタミン薬も使用されます。さらに、皮膚が乾燥しないよう保湿ケアが重要となります。しかし、陰嚢湿疹は一度治ったとしても再発しやすい性質があります。したがって、再発を防ぐためには、生活習慣の見直しやストレスの管理、衣類の選択(通気性の良い素材など)、適切な保湿ケアなど、日常生活における予防対策が必要となります。症状が出た場合は早期に皮膚科専門医に相談することを推奨します。早期に適切な診断と治療を受けることで、症状の進行を防ぎ、生活の質の維持が可能となります。

原因

原因としてはストレス、タイトな服、接触性皮膚炎(塗り薬やコンドームなどでのかぶれ)、亜鉛やビタミン不足、ただ稀にHIVや梅毒のこともあります。陰嚢に湿疹ができるとインキンタムシ(白癬)ですか?とよく質問されますが、タムシであることはほぼありません。陰部周辺に湿疹が出ることはあるのですが通常タムシは陰嚢には出ないからです。

 

検査

検査は考えられる原因により行います。必要によっては採血をすることもあります。

 

治療法

陰嚢湿疹の治療法は、その症状や原因によりますが、以下に主な治療法について説明します。

1. 外用ステロイド剤: これは一般的な治療法で、皮膚の炎症とかゆみを抑えるために使用されます。ステロイド剤は皮膚科専門医から処方され、使用方法や使用量は医師の指示に従ってください。

2. 抗ヒスタミン薬: かゆみを和らげるために使用されます。これは通常、経口薬として服用されます。

3. 保湿ケア: 皮膚を健康に保つためには、適切な保湿が重要です。保湿剤を定期的に使用して皮膚を柔らかく保つことで、皮膚の炎症やかゆみを減らすことができます。

4. 生活習慣の改善: 陰嚢湿疹の発症や再発は、ストレスや不適切な生活習慣によることもあります。適度な運動、健康的な食事、十分な睡眠など、健康的な生活習慣を保つことが重要です。また、適切な衣類(通気性の良い素材など)の選択も湿疹の改善に寄与します。

5. 感染症の予防と治療: 皮膚のかゆみや炎症により、細菌や真菌の感染が起こることがあります。感染が疑われる場合、抗生物質や抗真菌薬を用いた治療が必要となります。

いずれも自己判断による治療はせず、医師に相談することが重要です。陰嚢湿疹は再発しやすい性質があるため、継続的なケアと適切な治療が必要となります。

 

予防

陰嚢湿疹の予防には以下のような方法が役立ちます。

1. 清潔に保つ: 常に陰嚢を清潔に保つことが重要です。しかし、過度な清潔さは皮膚を乾燥させ、皮膚のバリア機能を損なう可能性があるので注意が必要です。適度な洗浄と、洗浄後の適切な保湿を心掛けてください。

2. 通気性の良い衣類を心がける: 陰嚢周辺が湿った状態になると湿疹が悪化する可能性があるため、通気性の良い衣類や下着を選ぶことをおすすめします。

3. ストレスを貯めない: ストレス管理、適度な運動、健康的な食事、十分な睡眠など、健康的な生活習慣の維持が予防につながります。

4. 皮膚のケア: 皮膚を乾燥から守るための保湿剤の使用、皮膚への適切なケアが重要です。

以上のことに気をつけることで、陰嚢湿疹の予防につながるでしょう。ただし、これらの方法が全ての陰嚢湿疹を予防するわけではなく、症状が見られたら早めに医師の診断を受けることが最も重要です。

 

受診する科について

陰嚢湿疹は皮膚科で相談していただくのが良いと思います。大事なところですが恥ずかしいお気持ちもわかります。できるだけ配慮するように心がけます。どこに行けばいいのか迷った場合には当院でご相談ください。

 

簡単ですが以上になります。ご心配な方は足立区竹ノ塚に位置する当院で相談ください。

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121-0813
東京都足立区竹の塚6-11-1 T・キューブ1階

東武伊勢崎線「竹ノ塚駅」東口3分

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