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マンジャロダイエット

マンジャロによる医療ダイエットのご案内

近年、肥満や過体重に悩む方々の間で注目を集めている「マンジャロ」は、週1回の皮下注射で食欲を抑え、自然な体重減少を促す新しい医療ダイエット法です。足立区竹ノ塚にある当クリニックでは医師の管理のもと、メリットとデメリットを説明し、マンジャロでのダイエット治療を自費で提供しております。マンジャロダイエットはメリットは大きいですがデメリットもあります。薬を処方して終わり、ではなくきちんと事前に使える体の状態かチェック、注射を終了するタイミングを相談し治療を行い「安心」を大事にしております。経験豊富な院長が診療するマンジャロダイエット外来で相談してみください。

マンジャロによる医療ダイエットをご希望の方は、まずはお気軽にご相談ください。
診察はウェブ予約(下記)から可能です。予約が空いていない場合には直接お越しください。

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マンジャロとは?

マンジャロは、GIP(胃抑制ポリペプチド)およびGLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)受容体作動薬という薬で、元々糖尿病の治療薬として開発されました。これら二つのホルモン受容体に作用することで、血糖値のコントロールだけでなく、食欲の抑制や満腹感の持続といった効果が期待され、痩せ薬やダイエット目的でも近年使用されています。

 

マンジャロのダイエット効果は?

臨床試験において、マンジャロの投与により肥満患者において平均体重が15%減少したとの報告があります。また、5%以上の体重減少をした割合は全体の85%と報告されています。ただし、効果には個人差があることをご理解ください。

 

マンジャロはどのようにして体に作用するのか?

マンジャロは、食事をしたときに腸から自然に出るホルモン「GIP」と「GLP-1」の働きを再現する注射薬です。この2つのホルモンは、脳に「もうお腹いっぱいですよ」と伝えたり、胃の動きをゆっくりにして満腹感を長く保つ働きがあります。マンジャロはその作用を強めることで、自然と食欲を抑え、食べすぎを防ぐ効果が期待できます。

 

健康な人における安全性

マンジャロは、近年、肥満や過体重の成人(糖尿病のない方)を対象とした臨床試験において、その安全性と有効性が評価されています。2022年に世界的な医学雑誌で発表されたSURMOUNT-1試験があります。この研究で肥満または過体重の健康な成人を対象に、マンジャロの週1回投与による体重減少効果と安全性が検討されました。この研究では、マンジャロの投与により有意な体重減少が認められました。主な副作用は消化器症状(悪心、下痢、便秘)であり、ほとんどが軽度から中等度でした。また、2023年に発表された別の研究では、マンジャロの使用により、心臓発作のリスクが低下する可能性も示唆されています。これらの結果から、マンジャロが肥満の方において、安全かつ有効な治療であると考えられています。

 

マンジャロの副作用

マンジャロはかなりのダイエット効果がありますが、一方で副作用も報告されています。以下のような副作用が報告されています。

  • 悪心(吐き気):発生率12%~24%

  • 下痢12%~22%

  • 嘔吐2%~13%

  • 便秘:約20%

  • 不安やうつの悪化:約1%
  • 注射部位の赤みやはれ、しこり発生率は不明です

副作用は胃腸症状が多く投与初期に多く見られますが、時間の経過とともに軽減する傾向があります。また、重篤な副作用として低血糖、膵炎(発生率0.2%)、胆石(発生率0.6%)、腸閉塞、腎機能障害、精神神経症状、脱毛(日本の副作用には記載がありませんが米国の報告では一過性体重減少によるものなのか脱毛が報告されています)、視神経障害(非常に稀でまだ関連性が証明されている訳ではありませんが発生率0.01%ほどの報告例があります)、甲状腺がん(動物実験レベルで報告があり人での甲状腺がんとの因果関係はまだ証明されていません)があります。不妊を心配される方がいらっしゃいますが不妊の原因にはなりません。ただ、逆に意図しない妊娠が増える可能性が報告されています。避妊失敗のリスクが高まる可能性がありマンジャロを使用する際にはしっかりとした避妊が必要です。これまで述べた副作用があった場合には治療中止に至ることもあります。薬を続けられずに中止する方が全体の4~7%いると報告されています。

 

マンジャロが使用できない方

使用が推奨されない方は以下の通りです。項目が多いかもしれませんが当院では責任をもってきちんと管理する上でこちらの確認をお願いしております。

  • マンジャロを以前使用してアレルギーのある方:再度アレルギー反応が出る恐れがあります
  • 妊娠中または妊娠を計画している方動物実験において胎児への影響が報告されており、妊娠中の使用は推奨されません。妊娠を計画している場合は、使用前に医師と相談してください。
  • 授乳中の方:マンジャロが母乳中に移行するかは不明であり、授乳中の使用は推奨されません。
  • 糖尿病にて治療を行っている方:すでに複数の糖尿病の薬を飲んでいる方は低血糖のリスクが高まるため治療できません。
  • 小児の方:当院では18歳の成人以上の方でしか処方を行いません。
  • ピルやワーファリンを内服中の方:内服は可能ですが薬剤の効果が弱まるおそれがあり投与を推奨しません
  • 膵炎や大きな腹部手術、腸閉塞の既往がある方:発生する可能性が稀ですがあるため治療できません。
  • 甲状腺髄様癌や多発性内分泌腺腫症2型(MEN 2)の病歴がある方:マンジャロは、動物実験では甲状腺髄様癌のリスクを高める可能性があると報告があります。
  • 視神経疾患を有する方:視神経障害との報告が稀(0.01%)ですがあるため、糖尿病性視神経障害や視神経炎など視神経疾患のある方には使用できません。
  • 重度の胃腸障害を有する方チルゼパチドは胃排出を遅延させる作用があり、胃腸が弱い方には注意が必要です。
  • 精神疾患をお持ちの方:うつ病をはじめとする精神疾患をお持ちの方には処方できません。
  • 過剰なダイエットを希望される方:低体重/低栄養症候群のリスクとなるためBMI21未満のやせの方には処方できません。

 

マンジャロ治療の流れ

初回診察(1回目)患者様の健康状態を確認、採血を実施します。結果に1週間要します。

治療開始(2回目):採血結果を説明し、初回は2.5mgから開始します。

定期通院(3回目以降)体重や体調の変化を確認し、効果や副作用を見ながら増量するか相談します。半年に1回は定期血液検査を実施します。

 

金額について

マンジャロは自由診療となり、保険適用外です。当クリニックでは、以下の料金で提供しております。別途に診察料や処方箋料など追加料金はかかりません。

  • 初回受診(診察及び採血検査):5,000円(税込)

  • マンジャロ2.5mg(1本、1週間分):5,500円(税込)※4本22,000円

  • マンジャロ5mg(1本、1週間分):8,750円(税込)※4本35,000円

  • マンジャロ7.5mg(1本、1週間分):12,500円(税込)※4本50,000円

  • 定期血液検査(半年に1回):5,000円(税込)

注射が心配な方のために内服治療としてのリベルサスもご用意しています。こちらはGLP-1受容体作動薬で唯一の内服薬です。胃腸症状などの副作用がマンジャロより少ないため注射に不安のある方にお勧めです。

  • リベルサス3mg(30錠):9,500円(税込)
  • リベルサス7mg(30錠):19,500円(税込)

 

担当医師について

診療を担当する院長の中島義之医師は内科医療を含む約15年以上の診療経験を積んでおり、内科認定医、プライマリ・ケア指導医、救急専門医の資格を保有しています。これまで多数の患者様の健康を守ってきた知識と技術を生かし、マンジャロ注射による減量治療をサポートします。また院長自身もマンジャロ注射を実践し、その効果を実感しています。現在のホームページ画面の院長は治療前ですが治療後の姿は実際にご覧になって確認ください。同じ治療を体験した経験を基に、患者様の立場に寄り添った丁寧な説明を心がけています。

 

よくある質問

Q1:マンジャロは誰でも使用できますか?
A1:成人の方が対象ですが、持病や他の薬を服用中の方は医師にご相談ください。また上述の使用が推奨されない方には当院では処方を行えないことがあります。

Q2:マンジャロとオゼンピックはどちらが効果がありますか?
A2:糖尿病のない肥満の患者さん対象ではGLP1注射製剤(オゼンピックやウゴービ)よりもマンジャロの体重減少効果が優れているとの海外報告があります。

Q3:注射は痛いですか?自分で注射を打てるか心配です
A3:わずかな痛みはありますが通常の針より非常に細く出血することも少ないです。注射の場所は太ももかお腹に打ちます。注射後のばんそうこうも不要なことが多く、ほとんど傷跡もありません。注射手順も簡単です。 当院では初回注射前にキットで練習していただきます。参考までに注射の打ち方の動画のリンクがこちらになります。もし注射が不安な方は内服薬のリベルサス(GLP-1受容体作動薬)をご検討ください。

Q4:治療期間はどれくらいで出てきますか?
A4:個人差がありますが、3~4か月で効果を感じる方が多いです。目標体重に達した後は、医師と相談の上、治療の中止や継続を決定します。

Q5:リバウンドの心配はありますか?
A5:使用中のリバウンドの可能性は低いと思われます。3年間での最低体重維持率が良好(70%前後)とされています。ただ薬を中止した後はリバウンドを起こす可能性があります。マンジャロを使用して体重を落とすことだけを考えず、食事や運動などの生活習慣の改善を継続することが重要です。あくまでマンジャロは一時的なサポートであって大事なのは普段の生活習慣の改善だと考えます。

Q6:注射が不安なのですが飲み薬のリベルサスでも効きますか?
A6:内服薬のリベルサス(GLP-1受容体作動薬)でも効果が期待できます。ただ注射のマンジャロよりは効果が落ちます。注射や副作用が心配な方はこちらから希望される方も多くいらっしゃいます。

Q7:マンジャロはダイエットには国内未承認医薬品と聞きましたが使用してもよいのですか?
A7:マンジャロは2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に保険適用で承認されています。肥満治療目的での処方は国内でまだ承認されていません。そのため万が一、吐き気など何らかの副作用が出た場合でも保険診療で治療ができず、どのクリニックでも自費での診療となります。胃腸症状の副作用が比較的出やすいためなにか症状があれば市販薬を購入していただく必要があります。また副作用が出現しても国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となり国や当院でも補償などできません。ただ、海外ではダイエット治療薬として流通しており、日本でもマンジャロと同じ成分の注射製剤であるゼップバウンドが大学病院などでの処方に限られますが肥満に対して適応が通っております(ゼップバウンドは当院では処方できません)。

Q8:マンジャロは糖尿病の薬なのにダイエットに使用して大丈夫なのですか?
A8:糖尿病のない方に使用をすることで糖尿病患者に比べて副作用が多くなるというデータはありません。肥満の方に対してマンジャロを使用した海外のデータでは糖尿病の方に薬を使用した場合と副作用の出現頻度は大きく変わらないか少ないという結果でした。当院の院長もマンジャロを使用しており体重が落ちております(体重減少には個人差が大きいため全員に同様の結果が得られるとは限りません)。ただ、もしマンジャロの供給が一時的に不安定となった場合には糖尿病の患者様への使用を優先し、自由診療でのマンジャロの処方を制限する可能性があります。

Q9:マンジャロを長く使用することで体に異常が起こりますか?
A9:マンジャロは米国で糖尿病治療薬として販売が開始されたのが2022年、肥満治療薬として認証されたのが2023年という新しい薬です。そのため長期使用での有害事象についてはすべてがわかっているわけではありません。現状1年以上の長期使用では副作用の胃腸症状以外では重症な有害事象の増加は報告されていません。一方で糖尿病や心臓病の発症予防効果や睡眠時無呼吸症候群の患者に対しての血圧改善や睡眠満足度向上など健康に有益なデータも報告されています。最近「マンジャロ注射をやめられない」、というSNSでの投稿を目にしますが依存症になる副作用はありません。しかし注射をやめた時の生活習慣が改善しなければ体重はまた増えてしまいますので結果注射をずっと続けてしまう、ということは考えられます。当院としても高価な薬なので長期使用を推奨したいわけではありません。注射を使用している間にご自身の生活習慣を見つめなおし、マンジャロの使用は短期間にするようにしましょう。

Q10:どこで買えますか?
A10:当院では対面診療でしっかりとメリットとデメリットを説明し、ご理解いただいた方にのみ処方を行っております。医師の診察なしでの処方は行っておりません。ご希望の方は当院にお越しください。予約はこちら

Q11:支払方法は?
A11:当院では現金のみの取り扱いとなっております。クレジットカードなどの決済システムはございません。ご了承ください。

 

まとめ

マンジャロは、肥満の方において、有効な体重減少効果を示す治療薬です。効果は高いですがその有効性ゆえになんとなく続けてしまう、では悪い習慣となってしまいます。きちんと体重目標、やめるタイミングを考えた上で使用を開始するようにしましょう。使用に不安や罪の意識を感じられる方もいらっしゃるかもしれません。薬を使用することが悪いのではありません。メリットだけを前面にするのではなくきちんと副作用が起こる可能性も理解していただき、ご本人の目指すゴールを考えてうまく利用してください。安いお薬ではないので不安もあると思います。相談されたい方は当院にお越しください。

マンジャロによる医療ダイエットをご希望の方は、まずはお気軽にご相談ください。
診察はウェブ予約(下記)から可能です。予約が空いていない場合には直接お越しください。

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参考文献:
  1. Tirzepatide Once Weekly for the Treatment of Obesity. New England Journal of Medicine. 2022. https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2206038nejm.org+1en.wikipedia.org+1

  2. Tirzepatide (Mounjaro®, Zepbound®) - MotherToBaby. NCBI Bookshelf. 2024. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK605070/ncbi.nlm.nih.gov+3ncbi.nlm.nih.gov+3drugs.com+3

  3. Tirzepatide: Uses, Dosage, Side Effects & Warnings. Drugs.com. 2025. https://www.drugs.com/tirzepatide.htmldrugs.com

  4. Tirzepatide Contraindications Comprehensive Guide for Safe Usage. HydraMed. 2024. https://hydramed.com/blog/tirzepatide-contraindications-and-who-should-avoid-ithydramed.com

  5. What to Know Before Taking Obesity Drugs While on Birth Control. Health.com. 2023. https://www.health.com/mounjaro-birth-control-side-effect-8374329health.com

 

 

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