マンジャロの副作用と危険性|竹ノ塚駅前
「やせ薬」として話題のマンジャロですが、その効果の裏には、副作用や危険性が指摘されています。
「なぜ、吐き気や腹痛が起こるのか?」
「万が一、命に関わる副作用が起きたら?」
このようなリスクを無視して、安易に手を出してしまうのは非常に危険です。
この記事を最後まで読み、必ず知っておくべきマンジャロの副作用と危険性を正しく理解してください。
執筆者:中島義之医師(竹ノ塚駅前クリニック内科小児科皮膚科 院長)
内科認定医、プライマリ・ケア指導医、救急専門医
更新日:2026年1月
マンジャロの主な副作用
多くの場合、治療の初期や用量が増えた際に現れ、体が薬に慣れると軽減される傾向があります。
消化器系の症状

吐き気、嘔吐、下痢、便秘、腹痛、腹部膨満感、消化不良、食欲減退など最も多く報告される副作用です。
薬の作用で、胃の動きがゆっくりになるため、「ご飯を食べるのがしんどいな」「なんか胃がもたれるな」と感じることがよくあります。
これらの症状は、薬を使い始めた頃に起きやすく、体が慣れてくるとだんだん落ち着くことが多いです。
消化器症状の予防策
・1回あたりの食べる量を減らす。
・満腹感を感じたらそれ以上食べるのを控える。
・消化に時間がかかる脂肪分の多い食べ物(肉類や揚げ物など)はできるだけ避けるようにする。
などの工夫をしてみるのもいいでしょう。
特に、初めてマンジャロ注射を打つ方や2.5mgから5mgに増量したときは、どのくらい消化器症状が出るかわからないため、注射の当日と翌日は食べ過ぎない方が良いかもしれません。おおよそ4週間くらいで血中濃度が安定する「定常状態」に達しますが、消化器症状の副作用は、2〜4週間でピークを迎える傾向にあります。
低血糖

冷や汗、手が震える、ドキドキする、強い空腹感など。ひどくなると、意識がぼんやりしたり、倒れてしまったりすることもあります。
GIPとGLP-1受容体作動薬は空腹時には働かず、食事をとって血糖値が高くなったときに働くため、それだけでは低血糖を起こしにくいといわれています。
特に他の糖尿病治療薬(インスリン製剤、スルホニルウレア剤など)と併用している場合に、低血糖のリスクが高まります。
低血糖の予防策と対処法
・規則正しい食事:マンジャロは食欲を抑制する作用があるため、食事を抜いたり、極端な食事制限をしたりしないように注意しましょう。
・空腹時のアルコール摂取は避ける:空腹時の飲酒は、肝臓がアルコールの分解を優先するため、血糖値の調整機能が低下し、低血糖を引き起こしやすくなります。アルコールを飲む際は、食事と一緒に摂るようにしましょう。
・適切な運動量:運動は血糖値を下げる効果がありますが、過度な運動は低血糖の原因になります。特に、空腹時の激しい運動は避けるべきでしょう。
・「おかしいな、低血糖かな?」と感じたら、すぐにジュースを飲んだりアメをなめたりするようにしてください。
注射部位の反応
注射した部位の赤み、腫れ、かゆみ、痛みなどが起こることもあります。
その他
頭痛、筋肉痛、倦怠感、疲労感、疲れやすさによる眠気、気分の変動(うつ病などの精神疾患に影響を与える可能性)などの症状がでることもあります。
副作用というわけではないかもしれませんが、中には「お酒の量が減った」「お酒に酔いやすくなった」と感じる人もいます。
マンジャロの危険性と重篤な副作用

頻度はまれですが、命にかかわる危険な副作用も報告されています。異常を感じた場合は、速やかに医療機関を受診することが不可欠です。
急性膵炎:頻度0.1%未満
持続的な激しい腹痛(背中にまで響くような痛み)や嘔吐を伴います。
胆嚢炎・胆石症
急激な体重減少が胆嚢に負担をかけ、発症リスクを高めるとされています。右上腹部の激しい痛み、発熱、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)などの症状が現れます。
腸閉塞(イレウス)
高度の便秘、腹部膨満、持続的な腹痛、嘔吐などの症状がみられます。
アナフィラキシー
非常に稀ですが、重度のアレルギー反応として、呼吸困難、血圧低下、全身のじんましん、顔や喉の腫れなどが急速に進行します。
使用にあたって特に注意が必要な人(禁忌・慎重投与)
以下に該当する方は、マンジャロの使用が禁忌または慎重な投与が必要です。
・糖尿病で通院中の方:糖尿病の薬を重ねることで低血糖が出現しやすくなります。
・急性膵炎や胆石症の既往歴がある方:副作用のリスクが高まります。
・甲状腺髄様癌の既往または家族歴がある方、多発性内分泌腫瘍症2型:動物実験で甲状腺腫瘍との関連が指摘されているため、安全性は確立されていません。
・精神疾患がある方:うつや気分の悪化の可能性があります。
・重度の腎機能障害や肝機能障害がある方:薬剤の代謝・排泄に影響が出る可能性があります。
・妊娠中、授乳中または妊娠する可能性のある女性:安全性が確立されていません。
・ピル、ワーファリンを内服中の方
・成分に対して過敏症(アレルギー)の既往歴がある方
危険性を避けるために
マンジャロは、適切な診断と管理のもとで使用することが非常に重要です。
医師の指導を受ける
自己判断での使用や、個人輸入は避けてください。健康状態や他の疾患、服用中の薬などを正確に医師に伝えましょう。
副作用の兆候を把握する
消化器症状が強く出るなど、持続的な腹痛などの重篤な副作用の兆候が現れた場合は、すぐに医師に相談してください。
医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。理由としましては、マンジャロは2型糖尿病の治療薬として承認されているものの、肥満症治療薬としては承認されていないためです。なお、国内医薬品卸から安定的に供給があり、品質保持のため院内にある冷蔵庫で保管していますので、ご安心ください。
定期的な健康チェック
治療中は、定期的な採血などの検査を受けることが推奨されます。
リスクも理解し、医療機関と連携しながら正しい使い方で安全に使用することが何よりも大切です。
当院の診療内容
竹ノ塚駅前クリニック内科小児科皮膚科ではマンジャロ2.5mg 1本5,000円・5mg 1本7,500円・7.5mg 1本11,000円・10mg 1本15,000円(税込)にて処方しています。定期的に採血することもできます。
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